令和7年度 山盲ニュース
中学部では、12月12日にゲストティーチャーをお招きしての進路学習を行いました。今回は、本校高等部普通科主任の先生をお招きして、普通科とは何か? ということをお聞きしました。
普通科への進学を自ら「選択」したあと、入学選考を受検するための手順はどのようなものか、入学後、どんな科目の学習があるのか、卒業後はどのような進路へ進んだ先輩がいるのかなどを聞きました。
将来の職業自立、生活自立につながっていく普通科の学習のために、自分からあいさつやその他のコミュニケーションをとる力、朝から夕方まで学習したり卒業後に仕事をしたりするための体力、やってみてできないことはサポートを依頼する習慣を身につけてほしいという大切な言葉も生徒たちの身にしみました。
11月17日から1週間「心を育む給食週間」で、「食」からさまざまなことを学んだり、「食」に関わる方々へ感謝を伝えたりしました。また、給食には日替わりでアジアの伝統料理が登場し、普段食べないメニューを楽しみました。
11月19日は、全児童生徒が一堂に会し交流給食を楽しみました。普段はいっしょに食事をしない上級生や下級生と会話を楽しみながら食事をしました。また、盲学校のある上山市役所より、健康推進課の方が来てくださり、野菜摂取量計測を行いました。
食を通してさまざまな出会いや学びのあった1週間でした。
中学部の体育では、グランドソフトボールに取り組みました。
グランドソフトボールは、見えない・見えにくい人ができる野球で、ピッチャーが転がしたハンドボールの球を、バッターがバットで打つ競技です。
強く打つためのこつ、ランナーをアウトにするための捕球の方法を学び、転がす・打つ・走る・ボールを捕るの4つの動きを練習しました。特に、ボールを打つ動作では、はじめは強くボールをバットで打てませんでしたが、廃タイヤを打つ練習を繰り返し、バットの芯で打つ練習をすると、めきめきと打球速度が上がっていきました。
中学部の点字使用生徒は、11月6日に東北地区盲学生点字競技大会に出場しました。東北の盲学校に在籍する生徒同士で競い合うこの競技は、制限時間内に、50音をどれだけ書けるか、点字を読んでどれだけ書き写せるか(転写)、聞き取った点字をどれだけ書けるか(聴写)の3種目の合計点で順位が決まります。
出場選手は、1週間朝の時間を使って練習してきました。緊張もありましたが、普段使っている点字の力を発揮することができました。
中学部は、10月29日に調理室で山形の伝統料理「芋煮」を作りました。
前日に、会場として予定していた屋外の施設で熊の目撃情報があり、あいにく校舎内での芋煮会となりました。
2人1組が鍋1つに芋煮をつくりました。ほぼ先生方のサポートなしで、具材を切ったり、コンロを使って煮たり、準備から片付けまでを生徒が行いました。
10月25日は、学校祭である山盲祭が行われました。
中学部は、日常の学習の成果を発表しました。家庭科で学んだ栄養に関するクイズ、社会科で学んだ東北の祭り、弱視生徒による自分の見え方の紹介、自立活動で取り組んだダンスの発表(先生が代理でダンス紹介!)を行いました。
また、軽音楽部に所属する生徒は、練習に励んできた「Best Friend」をギター、ピアノ、ドラム、そして全員ボーカルもこなして発表しました。
1か月以上の時間をかけて、発表内容を決めて、観客の心をつかむプレゼン方法を検討して当日を迎えました。当日朝、開始直前まで一生懸命練習に励んでいる生徒もいました。本番のステージでは鳴りやまない拍手をいただきました。
中学部では、清掃活動にも力を入れています。
台拭きや棚拭き、水飲み場やトイレ清掃など、比較的狭い範囲を徹底的にきれいにすることは、見えない・見えにくい人は得意としています。一方で、掃除機やフロアワイパー、ブラシがけなど、広い部屋や廊下は移動経路を決めてきれいにするようにしています。少しずつ、どの清掃も手慣れてきました。
10月3日は、サンマ丸ごと給食でした。本校では、なんとサンマ丸々1匹の塩焼きが給食に出ます!
食の欧米化が進み、魚を食べる機会がどの生徒も減っているようですが、先生方から箸で切り開いたり、背骨をとったりする方法を教わりながら旬の味をおいしくいただきました。
中学部の理科の実験では、見えない・見えにくいため、代わりに手で触ったり、耳で聞いたりすることが多くあります。
骨や関節・筋肉・けんの学習では、本物の手羽先を使って実際に関節を動かしてみてその構造を学習しました。
光の直進や屈折の学習では、感光器という光が当たると高い音を発する器具を使って光の道筋を確かめて学習しました。
中学部の体育では、空手の型に挑戦しました。一瞬で力を込めて動かしたり止めたり、めりはりのある動きの連続で、ちょっと動いただけで汗だくになります。
正しい姿勢で型を繰り出していくので、自然とよい姿勢も身に付きました。
中学部は、9月2日に、近くの上山市立北中学校にて合唱コンクール中間発表会に参加し、一緒に体育館のステージで合唱をしました。これまで2回の交流学習で練習の成果を、声の響く体育館で披露しました。また、他のクラスの合唱を聞くこともよい経験になりました。
ステージの登壇・降壇は、交流をしているクラスの友達に手引きしてもらって移動しました。
緊張もありましたが、盲学校では得られない学びがたくさんありました。
前期は、「コパルへの遠足」「スポーツフェスティバル」「中川小との学年交流」「宿泊学習」など、大きな行事がめじろ押しに続きました。どの活動も元気いっぱいに取り組み、笑顔がたくさん見られる充実した活動となりました。
<たくさん歩き、たくさん遊んだ遠足(5/16)>
<6年生 上山市小学校陸上記録会に参加(6/6)>
<みんなの努力が実ったよ!笑顔いっぱいスポーツフェスティバル!(6/20)>
〇応援披露&ひっぱれ!綱引き大作戦
<2組:宿泊学習に向けて(7/16)&中川小との学年交流(7/17)>
<5年1組:じゃが芋ほり(7/14)&中川小との学年交流(7/17)>
<6年1組:社会科校外学習(7/10)&中川小との学年交流(7/15)>
<充実した活動が満載の宿泊学習(9/11,12)>
バードコール作り 生活体験の家 カレー作り マシュマロ焼き
いかだアドベンチャー
<実り多き秋「稲刈り体験」(9/19)>
中学部の美術では、タイルアートとしてコースターをつくりました。1cm角程度の、正方形、長方形、丸、さまざまな形や色のタイルを組み合わせ、自分のモチーフを、約10cm四方の中につくりました。最後は、タイルとタイルの間にセメントを流し込み、固めて完成させました。
中学部は、7月18日と25日に、近隣にある上山市立北中学校と交流及び共同学習を行いました。緊張しながらでしたが、大勢の中で合唱コンクールに向けた合唱練習を行いました。
普段は数名しかいないクラスですが、中学校では20名以上の生徒がいます。また、目の見える友達に「今ここを歌っているよ。」と楽譜を指さしてもらったり、盲学校生徒から「肘を持たせて。」とお願いして手引きをしてもらったりする場面がありました。
中学部では、「働く」ことについて学習を行いました。
まず、学校技能員の仕事について、実際に技能員にインタビューして聞きました。生徒が授業をしている間、安全に、快適に生活できるように校内の整備をしてくださっていることを知りました。
また、クラフトテープでつくった花の形のマグネットとキーホルダーを、校内で販売しました。初めての販売で、緊張もありましたが、少しずつお客さんの先生と話をしたり、お金のやりとりができるようになったりしてきました。
中学部の理科では、エタノールの沸騰する温度を調べ、温度変化をグラフに表しました。グラフ用紙に、ピン(画鋲)を打ってグラフをつくります。音声温度計で30秒おきに測定すると、77.5℃で上昇しなくなり、「沸点は77.5℃で、水と違う。」と考察しました。さて、水とエタノールの混合物は、どんなグラフになるかな?
6月12日にプール清掃を行い、6月24日にプール開きを迎えました。
中学部は、泳ぎが苦手だった人も、バタ足で息継ぎをして25mを泳ぎ切れたり、きれいなけのびのフォームで10m進んだりした生徒がいました。日本代表の水泳選手になりきって、強く壁を蹴って泳いだ生徒もいました。
ときどきプールの水を飲んでしまい咳こみながらも、あきらめずに泳げる距離をのばした生徒は、授業の最後は充実した表情で学習を終えていました。
中学部では、美術の「扉から広がる世界」の学習で、扉をモチーフに作品を制作しました。扉の中に広がる自分だけの家、扉の外に広がる動物のいる風景など、思い思いに制作をしました。色画用紙やモール、不織布など、さまざまな手ざわりや色の材料を選び、自分のイメージを形にしました。
中学部の5・6月の体育はフロアバレーボールを行いました。1年生はルールを覚えるところからでしたが、サーブ、レシーブ、スパイクと、流れを覚えました。ゲームの中で得点できるようになってくると、徐々にゲームの面白さに引き込まれていきました。
スパイクの方向の打ち分けができるようになったり、腕の力を球に伝え強烈なスパイクが打てるようになったりした生徒もおり、めきめきと上達していきました。