6月12日(土)に、本校卒業生・修了生を対象に理療公開講座が開かれ、3名の卒業生が参加しました。
この講座は、昨年度はコロナ禍でやむを得ず中止となりましたが、2年ぶりに開催することができました。
参加してくださった方々は、自宅開業されている方や訪問介護マッサージの事業所勤務の方などです。それぞれの卒業年度や卒業学科は違いますが、盲学校のよいところはOBの繋がりが強いこと。様々な場面で顔を合わせた者同士のため、和やかな雰囲気で始まりました。
今回の内容は「頸肩腕症候群」。臨床でもよく遭遇する症状です。
在学中は国家試験合格のため、基礎的な知識を入れるのに精一杯ですが、実際に臨床で遭遇すると一筋縄ではいかない症状の代表です。
今回の研修会は、盲学校ならではの実技中心で行われました。また、コロナ禍で行われた研修会ということもあり、感染症対策やコロナ禍で行うべき施術者の心得や実践など、患者様の健康を守ることはもちろんのこと、我々医療従事者も感染しないためのポイントなども伝えることができました。
間近で施術の確認ができます
即実践に移ります
慣れた手つきで施術します
参加者からも「久しぶりに学校に来られて懐かしい」「臨床室でいろいろと学んだので初心に帰れた」「またこのような機会が欲しい」などの感想が寄せられました。
講座の最後に、参加された卒業生と在校生の交流の機会を設けることもできました。在校生からは「開業してからの苦労」「成功するためのポイント」などの質問が寄せられました。丁寧に答えていただいた卒業生のみなさん、ありがとうございました。
理療公開講座は今年度、あと1回、11月に開催予定となっております。
最後に在学生との交流会