〒999-3103 山形県上山市金谷字金ヶ瀬1,111番地 ℡023(672)4116 ※寄宿舎:〒990-2314 山形市大字谷柏20 ℡023(688)2375 山形聾学校敷地内

 

山形県立山形盲学校 公式WEBサイト

      臨床室のご案内                  



 

校長挨拶

学校長の挨拶です。
2024/04/16

校長からの挨拶

| by:WEB管理者

校長室から ~ごあいさつ~
 山形盲学校長2年目となりました飯野 明 でございます。昨年度末には、理療科専攻科の在籍生1名が3年間の課程を無事修了し、本校を巣立っていきました。この生徒は、あマ指師、はり師・きゅう師の国家試験にも合格することができました。今年度は、中学部に2名、高等部普通科に1名、理療科専攻科に1名、計4名の新入生を迎え、全体では昨年度より2名増えて16名の児童生徒が在籍することとなりました。休科となっていた高等部普通科が一年ぶりに復活し、今年度は、行事や部活動・生徒会活動等において、より一層活気が出てくることと思います。

 

入学式は、昨年度末の卒業・修了式と同様に、久しぶりにたくさんのご来賓の方々にお越しいただいて、4月9日に実施しました。桜の開花は間に合いませんでしたが、校庭から聞こえる鶯の鳴き声が春の訪れを知らせ、新入生を歓迎してくれているようでした。昨年度末の卒業・修了式のときから、ご来賓代表の方からのみご祝辞をいただくのではなく、ご来賓の方々お一人お一人のお名前を紹介しながら、一言ずつお祝いの言葉をいただいて、お声をお聞かせいただくことにしました。この方法は、代表の方のみにご負担をおかけしないで、皆様から一言ずつお言葉を頂戴することで、目が不自由な児童生徒も、どんな方々が来賓として来てくださっているかが分かり、好評でした。

 

さて、本校は、今年、創立百十一周年目を迎えますが、これまで本校は、歴史と伝統を守りながらも、その時代その時代のニーズに応じてその姿を変えてきました。近年は、少子化による児童生徒の減少傾向が盲学校にも大きな影響を及ぼしていますし、コロナ禍に大きく進んだICT機器の導入によって、盲学校においても一人一台の端末が配備され、その活用を進めていかなければなりません。また、教職員についても、昨今の人手不足の状況下で、働き方改革や専門性の維持向上といった大きな課題に取り組んでいく必要があります。時代の変化に応じて、本校も変わっていかなければならないのです。

 

今年一年、本校の歴史と伝統を大切にしながら児童生徒に寄り添った指導・支援に努めるとともに、新しいことにもどんどんチャレンジしながら直面する様々な課題に取り組んでまいります。今年度も、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

4月15日 校長 飯野 明

校庭の桜が満開となりました。
ウグイスが盛んに鳴いて
春の訪れを告げています。
12:02
2024/01/10

校長からの挨拶

| by:WEB管理者

1月1日に発生しました令和6年能登半島地震で被災された方々に対しまして、心からお見舞い申し上げますとともに、被災された地域の一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

併せて、犠牲となられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、安否不明となられている方々の一刻も早い発見・救助を心から願っております。

 

新年あけましておめでとうございます。旧年中は、たくさんの皆様からご理解とご協力を賜り、お陰様で大きな事故や事件もなく、児童生徒は生き生きと学び充実した学校生活を送ることができました。

年末年始休業前の全校集会では、様々な発表会や作品展等で入賞した児童生徒の表彰式を行いました。入賞した児童生徒は、市内、県内、東北地区、あるいは全国といった大きな場で堂々と自己表現し、優秀な成績を収めることができました。私から表彰状を手渡されたときの誇らしげで満足そうな表情が印象に残りました。最後に、受賞者の頑張りを称えるとともに、今回は表彰がなかった児童生徒も大変良い学習を積み重ねてきたことを賞賛し、拍手を送りました。

さて、令和6年は辰年。辰年は、陽の気が動いて万物が振動し、活力が旺盛になって大きく成長する年だそうです。

令和6年度は、児童生徒にとって大きな行事となる東北地区盲学校文化体育大会が、6月19日~20日に宮城県で開催されます。本校からも、中学部と高等部の生徒が参加する予定です。また、11月7日~8日には、東北地区盲学校教育研究大会を本校主管で開催します。特に前者は、新型コロナ明け後初めての開催となります。

このように、令和6年度には、辰年に相応しい行事がいくつも待っています。先ずは、今年度残り3か月間でしっかりとまとめを行って、令和6年度への力を蓄えていければと思います。

1月9日 校長 飯野 明


雪の日も、児童生徒は

白杖を手にして元気に学校へ通います。

薄く積もった雪の上に、

白杖をスライドさせた跡が

幾何学模様のように美しく残っていました。


09:03
2023/08/28

学校長の挨拶

| by:WEB管理者

休みが終わり、本日から授業が再開しました。昇降口前で児童生徒に声をかけると、みんな元気そうに挨拶を返してくれました。特に小学部の児童は、背が伸びて一回り大きくなったように感じました。きっと充実した夏休みを過ごしてきたのだろうなと思いました。

今年は、夏休み後も、厳しい暑さが続きそうなので、しばらくの間は、熱中症予防対策をしっかりと講じて、児童生徒の健康管理に努めていく必要があります。本日の全校集会では、次のように児童生徒に話をしました。

「私たちは地球に住む地球人ですから、地球の自然とともに暮らしていかなければなりません。地球の自然は、ある時は台風、ある時は地震、ある時は熱波といった姿で私たちに襲いかかることがあります。先日の台風では、大変な被害があった地域がありました。また、本県でも、熱中症が原因と思われる死亡事案がありました。今週も大変暑い日が続いていますし、これからは台風の多い時期に入ります。そういった自然の厳しさにもしっかり備えをして、自然と上手に付き合いながら、これからの学校生活を過ごしていきましょう。」

本校では、早速本日から、県からの通知等を踏まえて、「熱中症警戒アラート」と「暑さ指数」を参考にして、部活動も含めた体育館や屋外等での活動の可否を検討することにしました。

さて、本校は、2学期制をとっていますので、学校のカレンダーでは、9月いっぱいで一年間の学習の約半分に当たる「前期」の学習が終わりになります。夏休み前まで、児童生徒は様々な学習を積み重ねてきて、これから約一か月とちょっとは、これまでの学習の発展とまとめの時期に入ります。児童生徒たちには、苦手なことにもしっかり取り組んで「できた・わかった」をどんどん増やしていくよう話をしました。

                                              8月23日 校長 飯野 明


09:46
2023/05/11

令和5年度 校長挨拶

| by:WEB管理者

校長室から ~ごあいさつ~

 

この4月から、山形盲学校長を拝命いたしました 飯野 明 と申します。赴任して、あっという間に一か月が過ぎてしまいました。

実は、私がこの学校に赴任するのは、これが3度目となります。以前は、13年間、本校教諭として勤務し、その時には、「全国身体障がい者スポーツ大会 輝きのべにばな大会」を経験しました。タンデム自転車でスタジアムを一周した聖火を受け取り、最後に聖火台に着火する選手へ中継する役割を担当したことを覚えています。

その後、本校創立百周年の年に教頭として赴任し、本校の大きな節目の年を祝いました。その時の記念品として作成したオルゴールは、今も大切にしまってあります。

そして、今年は、本校創立百十周年という節目の年に、また校長として赴任することになりました。これまでの経験を活かしながら精一杯務めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年度、本校の児童生徒は14名であります。高等部普通科及び保健理療科に在籍がないため、総数は昨年度当初と変わらないのですが、教職員は、昨年度より大分減ってしまいました。

しかし、数はどうであれ、視覚に障がいのある児童生徒の自立と社会参加を支援していくという本校の使命に何ら変わりはありません。

昨年度から変更しました学校の教育目標「自分の障がいと向き合い、自ら考え判断し 社会で生きていく力を育てる」の下、本校の幼・小・中・高一貫教育の中で、幼児児童生徒一人一人が、自分の障がいを克服し、自ら考えて自己判断・自己決定し、たくましく社会で生きていく力を育ててまいります。

今年度も、教職員が一丸となって、児童生徒に寄り添った丁寧な指導・支援に努め、自立と社会参加に向けて力強く後押ししてまいります。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

                                              5月10日 校長 飯野 明

業務員さんが丁寧に育ててくれたチューリップ 
体育館非常階段下の花壇に咲いたチューリップです。
学校技能員さんのお陰で今年も色とりどりの花咲かせています。

 

 

 


09:37
2022/07/14

令和4年度 校長室より

| by:WEB管理者

2年目の夏

 新年度早くにご挨拶するところ、3か月も過ぎたところで今年度初の校長室からの発信となりました。

 思い返すと、4月には保護者の方々に参集いただきPTA総会を行うことができました。人数、時間の制限など新しい方式での実施ではありましたが、やはり対面によりお伝えすることに勝るものはないと感じたところです。ご出席いただいた保護者の皆様に心から感謝申し上げます。

 6月から7月にかけては、学校行事や各学部の校外学習などが実施されました。

〇小学部

  中川小学校との交流学習、学部運動会、音楽教室や、校外学習。学年が進み、今までの経験を生かした行動や発言が増えていると感じます。楽しいことを楽しいと言えること、やりたいことを自分の言葉で言えることをこれからも大切にしながら子どもたちと関わってまいります

〇中学部

  中学部に2名の新入生を迎えました。しばらく在籍がなかったため『新中学部』のスタートです。取り組みの一つひとつを生徒と学部職員で話し合いながら進めています。考えながら話し合いながらという経験が、学習の中においても生かされています。6月に行われた意見発表会では、それぞれ自分の体験を基にして自分の考えを発表しました。緊張した表情をしていましたが、壇上で自分の思いを発表する経験は今後につながるものになりました。

〇高等部普通科、保健理療科、理療科(専攻科)

  就労体験、卒業生が勤務されている事業所への訪問など、日々の学習の中において、将来必要な内容についてそれぞれが学びを進めております。

  自分の将来を、長いスパンで考えることの重要性を、今年度は特に考えております。「個別の教育支援計画」において「長期目標」の設定を丁寧に行います。児童生徒だけではなく、保護者の皆様にもぜひご協力いただきたいと思っております。

  

 今年度も、感染対策を行いながら水泳指導、プール学習を実施しております。一人ひとりのめあてを、プール開きの時に聞くことができました。安全に、そして楽しく目標達成のために頑張ってほしいと思います。

 夏休みはもうすぐです。児童生徒一人ひとりが、安全に過ごすことが第1に重要です。その上で、自分がやりたいと思うことにチャレンジできる時間にできることを祈っております。

山形盲学校

  校長  鑓水 直子


11:02
2021/04/23

令和3年度 校長挨拶

| by:WEB管理者

山形県立山形盲学校
校長  鑓水 直子


2度目の赴任に思うこと

 今年度より、本校に校長として参りました。本来でしたら皆様にお会いしてご挨拶をすべきところではありますが、新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点より、このような形でご挨拶させていただきます。

 今年度は、小学部に1名、高等部(理療科専攻科)へ1名の新入生を迎え、幼小学部7名、高等部普通科3名理療科3名、合計13名の幼児児童生徒数となります。昨年度は、臨時休校が続き、始業式や入学式も遅れて実施することになりましたが、今年度は感染拡大防止の対策を十分にとりながら予定通りの始業式並びに入学式を行うことができたことは何よりの喜びです。ご来賓の皆様にご臨席を賜ることは叶いませんでしたが、多くの皆様より温かいメッセージをいただきました。ありがとうございました。

 本校の教育目標には、障がいと向き合うことの大切さを理解するための指導、夢の実現のために精一杯努力できる幼児児童生徒の育成を挙げております。自分の障がいを理解するだけではなく、自分の得意なことや苦手なことを理解すること、自己理解が必要とされます。山形盲学校は、視覚障がいへの対応を身に付けるだけではなく人間性豊かな人づくりを行います。また、どんな困難にも負けないための知識、体力を身に付けるための支援を行います。

 保護者の皆様はじめ、地域の皆様及び関係機関の皆様にはこれからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 私事ですが、30数年前に大学を卒業し教員として赴任したのが山形盲学校でした。右も左も分からない新米の教師を担任として迎えていただいた保護者の方々の優しさが今も思い出されます。当時は60数名の在籍があり、学校行事や中川小学校との交流会など、教員として多くの経験と学びをすることができました。この度、校長として赴任したことには、意味があると思っております。その意味について考え令和の時代を生きる児童生徒の将来を見つめた教育に携わっていきたいと思います。

 入学式の式辞でも申し上げましたが、児童生徒の皆さんにとって安全にそして安心して学習に向かえる環境づくりに努めてまいります。1年間、どうぞよろしくお願いいたします。 


後期学習のスタート~山盲祭の取組~

 

 10月4日より後期の学習がスタートしました。後期始業式では、以下のような内容のお話を行いました。

「今日から後期の学習が始まります。前期は101日、そして後期は104日であり、中に冬休みは入りますが、秋から冬、そして春までの修了式や卒業式までの期間になります。私から、前期でもお話ししましたが、引き続き次の2つのことに気を付けて学校生活生活を送ってほしいと思います。

一つ目は、命を守る行動をとること。

二つ目は、自分の夢に近づくための行動をとること。」

 

新型コロナウイルスの感染拡大も収まりつつありますが、感染対策を怠らず取り組むことや、学習に前向きに取り組むことの大切さについて話をしました。

 

それから後の数週間は、山盲祭に向けての学部ごとの取組が本格化しました。今年度も外部の方の参加は残念ながら見送りました。しかし、児童生徒のステージ発表は予定通り保護者参観の中で行われることとなりました。内容について簡単に説明と感想をまとめてみます。

<幼小学部>

 それぞれの学年ごとに、前期の学習で学んだことを発表しました。国語科での音読発表、社会科での住んでいる町の自慢クイズ、リコーダー、ピアノの音楽発表や音楽にのせた修学旅行の思い出など。体育館のステージに立ち、学習の成果を堂々と発表しました。。

<高等部>

 バンド演奏「帰ってきた!TMむつぼし」とは、どんなものなのか。ギター、ピアノのソロ弾き語り、バンド演奏と、さすが高等部普通科生と思わせる演奏でした。ステージの上で、感情豊かに表現する喜びを観客の私たちも感じることができました。

<理療科> 

「理療科紹介 ザ ムービー Part2」は、まさしくこれからの未来の自分たちに必要な力を明確にしていました。参加いただいた先輩方にも感謝です。

 

山盲祭は、後期始業式で語った「夢に向かっての第一歩」にふさわしい内容でした。

ひとりひとりの可能性を信じ、個別最適な学びをこれからも継続していきたいと思います。                        

山形県立山形盲学校

  校長  鑓水 直子


12:25