校長室から ~ごあいさつ~
この4月から、山形盲学校長を拝命いたしました 飯野 明 と申します。赴任して、あっという間に一か月が過ぎてしまいました。
実は、私がこの学校に赴任するのは、これが3度目となります。以前は、13年間、本校教諭として勤務し、その時には、「全国身体障がい者スポーツ大会 輝きのべにばな大会」を経験しました。タンデム自転車でスタジアムを一周した聖火を受け取り、最後に聖火台に着火する選手へ中継する役割を担当したことを覚えています。
その後、本校創立百周年の年に教頭として赴任し、本校の大きな節目の年を祝いました。その時の記念品として作成したオルゴールは、今も大切にしまってあります。
そして、今年は、本校創立百十周年という節目の年に、また校長として赴任することになりました。これまでの経験を活かしながら精一杯務めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年度、本校の児童生徒は14名であります。高等部普通科及び保健理療科に在籍がないため、総数は昨年度当初と変わらないのですが、教職員は、昨年度より大分減ってしまいました。
しかし、数はどうであれ、視覚に障がいのある児童生徒の自立と社会参加を支援していくという本校の使命に何ら変わりはありません。
昨年度から変更しました学校の教育目標「自分の障がいと向き合い、自ら考え判断し 社会で生きていく力を育てる」の下、本校の幼・小・中・高一貫教育の中で、幼児児童生徒一人一人が、自分の障がいを克服し、自ら考えて自己判断・自己決定し、たくましく社会で生きていく力を育ててまいります。
今年度も、教職員が一丸となって、児童生徒に寄り添った丁寧な指導・支援に努め、自立と社会参加に向けて力強く後押ししてまいります。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。
5月10日 校長 飯野 明
体育館非常階段下の花壇に咲いたチューリップです。
学校技能員さんのお陰で今年も色とりどりの花咲かせています。