2年目の夏
新年度早くにご挨拶するところ、3か月も過ぎたところで今年度初の校長室からの発信となりました。
思い返すと、4月には保護者の方々に参集いただきPTA総会を行うことができました。人数、時間の制限など新しい方式での実施ではありましたが、やはり対面によりお伝えすることに勝るものはないと感じたところです。ご出席いただいた保護者の皆様に心から感謝申し上げます。
6月から7月にかけては、学校行事や各学部の校外学習などが実施されました。
〇小学部
中川小学校との交流学習、学部運動会、音楽教室や、校外学習。学年が進み、今までの経験を生かした行動や発言が増えていると感じます。楽しいことを楽しいと言えること、やりたいことを自分の言葉で言えることをこれからも大切にしながら子どもたちと関わってまいります
〇中学部
中学部に2名の新入生を迎えました。しばらく在籍がなかったため『新中学部』のスタートです。取り組みの一つひとつを生徒と学部職員で話し合いながら進めています。考えながら話し合いながらという経験が、学習の中においても生かされています。6月に行われた意見発表会では、それぞれ自分の体験を基にして自分の考えを発表しました。緊張した表情をしていましたが、壇上で自分の思いを発表する経験は今後につながるものになりました。
〇高等部普通科、保健理療科、理療科(専攻科)
就労体験、卒業生が勤務されている事業所への訪問など、日々の学習の中において、将来必要な内容についてそれぞれが学びを進めております。
自分の将来を、長いスパンで考えることの重要性を、今年度は特に考えております。「個別の教育支援計画」において「長期目標」の設定を丁寧に行います。児童生徒だけではなく、保護者の皆様にもぜひご協力いただきたいと思っております。
今年度も、感染対策を行いながら水泳指導、プール学習を実施しております。一人ひとりのめあてを、プール開きの時に聞くことができました。安全に、そして楽しく目標達成のために頑張ってほしいと思います。
夏休みはもうすぐです。児童生徒一人ひとりが、安全に過ごすことが第1に重要です。その上で、自分がやりたいと思うことにチャレンジできる時間にできることを祈っております。
山形盲学校
校長 鑓水 直子