昨年は、1月1日に大きな地震があり、他にも様々な災害に見舞われた年でした。本県でも、大雨による洪水等の大きな被害がありました。被災された地域の一日も早い復旧・復興を心よりお祈りしますとともに、今年は大きな災害や事故のない穏やかな年になってほしいと願っています。
新年あけましておめでとうございます。旧年中は、たくさんの皆様からご協力・ご支援を賜り、お陰様で児童生徒は、積極的に校外に出て様々なことに挑戦し、他校の生徒や地域の方々と交流して、充実した学校生活を送ることができました。
特に、6月19日・20日に仙台市で開催された東北地区盲学校文化・体育大会には、平成30年度以来大変しばらくぶりに参加しました。大会には、中学部と高等部の生徒が参加し、一日目の弁論大会では、中学部と専攻科からそれぞれ1名の代表生徒が発表し、大勢の聴衆を前にして、落ち着いて素晴らしい弁論を発表することができました。二日目の陸上大会では、晴天に恵まれ大変暑い中でしたが、一人一人がベストを尽くし好記録を連発しました。他の盲学校の生徒と直接会って競い合うのは、なかなか簡単にはできないことなので、生徒にとって大変よい刺激になりました。
小学部の児童は、昨年度から引き続き花笠踊りを教えてもらっている株式会社アスクさんのご厚意で、所有しておられる田んぼで「田植え」と「稲刈り」を体験させていただきました。どちらの様子もテレビや新聞で報道され、ぬかるんだ土に足を突っ込んでの苗植え作業や本物の鎌を使った稲刈り作業についても、悪戦苦闘しながらやり遂げることができました。花笠踊りの方もますます磨きがかかり、山盲祭と本校が主管した東北盲学校教育研究大会山形大会でキレキレの踊りを発表し、たくさんの方に見ていただくことができました。
令和7年は巳年。巳は再生や神秘、知恵そして変容を象徴する動物として古くから崇められ、巳年は、「変化と革新」が起こって様々なものが大きく成長し、発展していく年になると聞いています。今年も、本校の児童生徒が、新しいことや変化を恐れず、チャンスを活かしてどんどん挑戦し、よりよく変容し成長していく年としてほしいと願っています。
令和7年1月14日 校長 飯野 明

山盲祭(R6.10.26)での花笠踊りの発表
小学部の子ども達は、「ヤッショウマカショ 小学部!」と大きな声でかけ声をかけながら、キレキレの踊りを発表しました。