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校長挨拶

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2024/04/16

校長からの挨拶

| by:WEB管理者

校長室から ~ごあいさつ~
 山形盲学校長2年目となりました飯野 明 でございます。昨年度末には、理療科専攻科の在籍生1名が3年間の課程を無事修了し、本校を巣立っていきました。この生徒は、あマ指師、はり師・きゅう師の国家試験にも合格することができました。今年度は、中学部に2名、高等部普通科に1名、理療科専攻科に1名、計4名の新入生を迎え、全体では昨年度より2名増えて16名の児童生徒が在籍することとなりました。休科となっていた高等部普通科が一年ぶりに復活し、今年度は、行事や部活動・生徒会活動等において、より一層活気が出てくることと思います。

 

入学式は、昨年度末の卒業・修了式と同様に、久しぶりにたくさんのご来賓の方々にお越しいただいて、4月9日に実施しました。桜の開花は間に合いませんでしたが、校庭から聞こえる鶯の鳴き声が春の訪れを知らせ、新入生を歓迎してくれているようでした。昨年度末の卒業・修了式のときから、ご来賓代表の方からのみご祝辞をいただくのではなく、ご来賓の方々お一人お一人のお名前を紹介しながら、一言ずつお祝いの言葉をいただいて、お声をお聞かせいただくことにしました。この方法は、代表の方のみにご負担をおかけしないで、皆様から一言ずつお言葉を頂戴することで、目が不自由な児童生徒も、どんな方々が来賓として来てくださっているかが分かり、好評でした。

 

さて、本校は、今年、創立百十一周年目を迎えますが、これまで本校は、歴史と伝統を守りながらも、その時代その時代のニーズに応じてその姿を変えてきました。近年は、少子化による児童生徒の減少傾向が盲学校にも大きな影響を及ぼしていますし、コロナ禍に大きく進んだICT機器の導入によって、盲学校においても一人一台の端末が配備され、その活用を進めていかなければなりません。また、教職員についても、昨今の人手不足の状況下で、働き方改革や専門性の維持向上といった大きな課題に取り組んでいく必要があります。時代の変化に応じて、本校も変わっていかなければならないのです。

 

今年一年、本校の歴史と伝統を大切にしながら児童生徒に寄り添った指導・支援に努めるとともに、新しいことにもどんどんチャレンジしながら直面する様々な課題に取り組んでまいります。今年度も、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

4月15日 校長 飯野 明

校庭の桜が満開となりました。
ウグイスが盛んに鳴いて
春の訪れを告げています。
12:02